活用事例
Vol.1京王あそびの森
HUGHUG <ハグハグ>
- 名称:
- 京王あそびの森
HUGHUG <ハグハグ>
- 用途:
- 子ども向け木育施設(商業施設)
- 竣工:
- 2018年 3月
- 施主:
- 京王電鉄株式会社
- 補助金:
- にぎわい施設で目立つ多摩産材
推進事業
- 相談から竣工までの期間:
- 2年
子どもが集まる場所で
木育を意識した施設をつくりたい
ーどのような施設をイメージしていたのでしょうか。
京王電鉄開発推進部担当者(部署名は竣工時。以下、担当者)土日祝日にお子さんがたくさん集まる日野市の多摩動物公園駅前の活用を考えていました。木育を意識し、子どもたちが元気に遊べる施設をイメージしていました。
地元の木を使った施設づくりを計画し、
多摩産材情報センターで情報収集
ーなぜ多摩産材情報センターに行かれたのでしょうか。
担当者地元の木材を使った施設の建築にあたり、東京で育った木について知りたいと思い、多摩産材情報センターを訪ねました。東京の森についてや多摩産材の入手方法、補助金に関することなど、様々な情報をいただきました。
そこで計画図面や延べ床面積などを提示したところ、相当量の木材供給力を持つ製材業者を5社紹介してもらいました。
「にぎわい施設で目立つ多摩産材推進事業」に応募し、採択
ー開発の分岐点になることはありましたか。
担当者2016年8月、多摩産材情報センタ―から、東京都が「にぎわい施設で目立つ多摩産材推進事業」に関する報道発表を行ったと連絡がありました。内装や外装の木質化に係る経費の一部に対し、補助を受けられる可能性があるとのこと。発表直後に情報をいただけたのは大変ありがたかったです。
その後、設計担当と補助金の活用について検証しました。
採択が決まったときは嬉しかったですね。2017年から着工へと無事進められました。
木の温もりのなかで子どもたちが
元気に遊べる施設がオープン
ーどのような施設ができましたか。
担当者2018年3月、「京王あそびの森HUGHUG <ハグハグ>」という名称でオープンました。この施設は、遊具や玩具、 内装などにとうきょうの木をふんだんに用いた全天候型の遊戯施設です。
乳児から遊べ、
幼児は木の香りに気づく
ー利用する保護者の反応はいかがですか。
担当者とうきょうの木に囲まれた遊戯エリアでは、天然素材の安心感の中で、乳児でも安心して遊ぶことができます。幼児以上になると、自ら木の香りに気づく子も多いんですよね。一緒に遊びながら、木の存在をより身近に感じると喜んでいただけています。